薫ちゃんがお話ししたよ。
さくらの番になったよ。
仁奈ちゃん曰く『大石泉すき』を語るらしいよ。
さくら「この前事務所で打ち合わせしたときなんですけどぉ、前の日に遅くまでレッスンの振り返りしててわたしが途中で寝ちゃってぇ」
亜子「あー、先月くらいに三人で話したときか?」
泉「あのときは確か方向性についてなかなか結論が出なかったんだっけ」
さくら「そうそう♪そうしたらプロデューサーさんがわたしをソファまで移動させて、イズミンとアコちゃんが毛布をかけてくれたんです」
藍子「優しいですね♪」
美波「頑張るのはいいけど、あんまり夜更かししちゃダメだよ?」
茜「眠るのは健康の大切な鍵ですからね!!!」
さくら「えへへぇ、気を付けまぁす」
泉「確かにあの日授業中もウトウトしてたものね」
薫「じゅぎょーで寝たらダメだよー?」
千佳「でもチカも授業中に眠たくなっちゃうことあるよ〜」
仁奈「仁奈もお昼ごはんの後がたいくつだと寝ちまいやがりますよ……」
薫「もー二人とも!」
茜「眠気を覚ましたい時は親指と人差し指の間を押すといいそうですよ!」
亜子「あ、アタシもそれ早苗さんに教えてもらったわー。頭痛とか肩こりにも効き目あるって言ってはったな」
泉「あ、じゃあ今度からそれ試してみようかな、どこのツボって?」
茜「ここです!」グッ
泉「あっこれ気持ちいい」
茜「でしょう!?でも力の入れ過ぎには注意です!」
亜子「うん、やっぱツボだけあってめっちゃ痛いんよ」
さくら「それでね、そのまましばらく寝ちゃったんですけどぉ」
美波「寝ちゃって?」
さくら「目が覚めた後しばらく起き上がらずにいたんです」
藍子「夢うつつでいたい時ってありますよね♪」
さくら「そしたらイズミンとアコちゃんはまだ話してて、真剣にニューウェーブの計画をどうするか、とかどういうライブにしたいか、とかすっごく真面目に考えてくれてるんです。それを聞いてたら、やっぱりこの三人でアイドルになれてよかったなぁって思ったんです」
亜子「さくら……」
藍子「一緒に活動する仲間ですもんね」
泉「私も、さくらがアイドルになろうって言い始めてくれて、亜子がアイドルになるためにいろいろ行動をおこしてくれてよかったって思う。いつも……いつも本当に感謝してる。ありがとう」
亜子「いずみも……。アタシも、二人と一緒にオーディションに受かって同じ事務所で活動できて本当に嬉しい。今がすごく楽しいんよ」
茜「仲間たちが互いの心の内を明かしあう……燃えますね!」
仁奈「仁奈たちもふだん思ってること言うですよ!千佳も薫もふだん仁奈と一緒にいてくれてありがとうごぜーます!」
薫「かおるも三人でいっしょにじむしょに行けたり遊んだりできてうれしい!いつもありがとー!」
千佳「千佳も、二人と友達になれてよかったって思う!これからも友達でいようね!」
美波「はい、いい雰囲気になったけどさくらちゃん、お話しは終わりでいいかしら?」
さくら「はぁい、次の人に行きましょぉ♪」
女子寮のにぎやかなお喋りは続き、夜は更けてゆく。
続
この記事は、大石泉すき Advent Calendar 2020 16日目の記事です。