藍子「ここ?」
泉「あ、ここです」
藍子「はーい」ガチャッ
泉「ありがとうございます、ちょっと靴揃えるのは後にしようか……」
藍子「あ、大丈夫、玄関周りはやっておくから泉ちゃんは仁奈ちゃんをベッドに連れて行ってあげて?」
泉「わかりました」
泉「よし、と」
藍子「お疲れ様でした♪」
泉「あれ、動けない」
藍子「あら仁奈ちゃんの指が襟に……外そうか」
泉「いや、しばらくはこのままでいいんじゃないですか」
藍子「仁奈ちゃんを抱えたままですか?」
泉「座ればずいぶん楽になりますから」
藍子「ふふっ、じゃあ仁奈ちゃんを愛でながら二人でお話しましょうか♪」
泉「はいっ!」
〜 一方その頃 茜side 〜
茜「さあ!お二人とも、つきましたよ!!」
薫「うぅ、わかったよー」
千佳「遊園地のアトラクションみたいで楽しかった〜」
茜「また今度やってあげましょう!」
千佳「ええ〜、今やってほしいな〜」
茜「だめです!今日は寝ましょう!」
薫「かおるまだ起きられるよ!」
茜「薫ちゃん、人間にとって夜更かしというのは一番の毒です。今日は寝て、起きてからまた遊びましょう」
薫「うぅー、わかった……でも絶対また遊ぼうね?」
千佳「約束だよー?」
茜「約束しましょう!今度は仁奈ちゃんも一緒に!!」
千佳&薫「やったー♪」
〜 一方その頃 美波side 〜
さくら「わぁ、美波さんのパジャマとってもオシャレですねぇ」
美波「あら、そうかしら?うふふ、ありがとう」
亜子「やっぱり大人な感じがするわー、露出が多いとかいうわけでもないのになんでやろな?」
さくら「なんででしょう?わたしたちが着てもきっとこうはならないなぁ」
美波「そ、そんなことないと思うな、きっと二人にも似合うはずよ?」
さくら「あーわかった!美波さん背が高いから綺麗に着られるんですねぇ!」
亜子「それや!一番似合いそうないずみに今頭の中で着せてたけどなんか違うなってなってたし」
美波「身長ね――」
〜 泉side 〜
泉「――なんだか藍子さんと話してると落ち着きますね」
藍子「あら、私も泉ちゃんとお話ししていると楽しいですよっ♪」
泉「嬉しいな……私、人と話していても冷淡とか計算的すぎるって言われることが多いから……」
藍子「そんなことないと思うな、泉ちゃんは確かに理性的だけど、情熱的なところもしっかりあってすごいと思うな」
泉「ふふっ、情熱的か……Pにも同じこと言われたな……。その時は否定したけど実際はそうなのかな?」
藍子「うふふ、自分自身の側面って自分ではなかなか気づけませんよね♪」
仁奈「う〜」
泉「あっ、仁奈ちゃん起きちゃった?」
仁奈「はい……」
藍子「とりあえず手も離れたみたいですし、私たちも寝ましょうか」
泉「そうですね」
藍子「わあ、もう日付が変わりかけてますね」
泉「そんなに喋ってたんですか……楽しかったなぁ」
藍子「ふふ、私もですよっ♪」
泉「あ、でも横になったら急に眠くなってきた」
藍子「また明日、ですね」
泉「はい。おやすみなさい」
藍子「おやすみなさいっ」
終
この記事は、大石泉すき Advent Calendar 2020 19日目の記事です。