ラップアップ!

前回までのあらすじ

さくらがお話ししたよ。
ニューウェーブの絆が深まったよ。
夜が更けてきたよ。

美波「――さあ、それじゃもう遅くなってきたし寝ましょうか」

亜子「わ、もう11時か!?」

さくら「たくさんおしゃべりしましたもんねぇ♪」

泉「仁奈ちゃん、大丈夫?」

仁奈「仁奈は……まだ起きれるですよ……」ヨロッ

泉「おっとと、ほら、私の背中におぶさって?」

仁奈「ありがとーごぜーます……」

藍子「泉ちゃん、ありがとうね」

泉「いえいえ。でも仁奈ちゃんが軽くてよかったです」

藍子「ふふっ、仁奈ちゃん安心しきった顔で寝ちゃってる……」

泉「人の背中ってなんとなく安心しますよね。……もう何年も前にされなくなっちゃいましたけど」

藍子「そうだね。でも酔いつぶれた楓さんや美優さんがプロデューサーさんにおんぶしてもらってるのはたまに……」

泉「大人になればまた背負ってもらえる……?」

藍子「なるほど……?」

茜「お二人ともー!歩けますかー?」

薫「かおるもうここで寝るー」

千佳「あたしもお布団いらな〜い」

茜「だめですよ!風邪をひいてしまいます!」

薫「かおるひかないもん」

茜「どうしても動かないなら私が担いでいきますよ!」

千佳「もうそれでいいよ〜」

茜「仕方ないですね!!」ヒョイヒョイ

薫「わー!」

美波「茜ちゃん、二人をよろしくね」

茜「はい!ボンバーーーー!!」

千佳「きゃ〜♪」

亜子「アタシらも戻るか」

さくら「そうだねぇ。美波さぁん、今夜はお世話になりますねぇ」

美波「うふふ、お姉さんにお任せあれ♪」

さくら「美波さんのお話、もっと聞きたいでぇす!」

亜子「大学での話とかアタシらが普段きけることないもんな!」

美波「あら、せっかく同じ寮暮らしなんだし、いつでも聞きに来てくれていいのよ?」

亜子「いやー、なんか、ただ話聞きに行くだけってちょっと気が引けません?」

美波「まあね、気持ちはわかるわよ、私も新歓とかで部室に初めてはいるときはちょっと緊張したもの」

亜子「ひゃー新歓やて!大人やなぁ」

さくら「わたし、美波さんの恋バナ聞きたいなぁ」

亜子「ちょっ、さくら!」

美波「もう、仕方ないわね、友達の話ならしてあげる」

亜子「アタシらアイドルですもんね」

美波「ふふっ、そういうこと♪」


この記事は、大石泉すき Advent Calendar 2020 17日目の記事です。

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